公道走行OK？電動キックボードに必要なルールとマナー【2025年版】

2025年7月25日

近年、注目を集めている電動キックボード。2023年の道路交通法改正により、特定小型原動機付自転車（以下、特定小型原付）として新たに区分され、公道走行も可能になりました。便利でエコな移動手段として人気が高まっていますが、安心・安全に乗るためには正しいルールとマナーを知っておくことが重要です。

今回は、電動キックボードに乗る前に知っておきたい「2025年最新版の交通ルール」と「安全マナー」について、自転車・モビリティのプロの視点から解説します。

1. 特定小型原付としての電動キックボードとは？

2023年7月1日の法改正により、以下の要件を満たす電動キックボードは「特定小型原動機付自転車」として扱われます。

・最高速度：20km/h以下（歩道走行モードは6km/h以下）
・定格出力：0.6kW以下
・車体サイズ：全長1.9m以下、幅0.6m以下
・サドルなし（立ち乗り専用）

これらの要件を満たしていれば、免許不要で16歳以上なら誰でも乗ることができます。

電動キックボードで公道を走るには、以下の保安部品が装着されていることが必要です。

・車道走行が原則（歩道は走行不可）
・「自転車レーン」は通行可能
・特例として「歩道走行モード搭載機種」のみ、6km/h以下での歩道走行が可能（要標識確認）

・16歳以上なら免許不要
・それ未満は運転禁止（親の同乗も不可）

・努力義務（罰則はなし）だが、安全のため着用推奨

電動キックボードは、便利でエコな新しい移動手段として注目されていますが、公道を走る以上は「車両」であるという意識が重要です。

・特定小型原付としてのルールを理解する
・必要な装備と保険にしっかり対応する
・周囲の歩行者や車に配慮した安全運転を心がける

これらを守ることで、電動キックボードを安全に楽しく活用できます。

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